「執着を手放す」ということについて。

「執着を手放す」ということについて。 いい状態であっても、それをキープしようとしないほうがいい。 キープしようと思うと、つい、固定したものとしてとらえてしまいがちで、 そうすると、ほんとうに固まってしまったりして、 生きている人間のあり方としては、ふさわしくなくなってしまう。 いい状態に執着するくせがあると、 うまくいかなくなったら、今度は「うまくいかない」ということに執着して...
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アレクサンダー・テクニークのレッスンを、言葉にするのはむずかしい。

アレクサンダー・テクニークのレッスンを、言葉にするのはむずかしい。 言葉にすると、こぼれおちてしまうものがたくさんある。 じっさいには、言葉でとらえているより、もう少しきめこまやかな解像度のことが、起こっている。 そういう話をしていたら、「イメージとも違うんですね」と、生徒さん。 彼が体験したことは、「イメージ」ではなかった、と言う。 たしかに、視覚情報だけのイメージとは、ちがう...
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オーケストラの共演者同士のアレクサンダー・テクニーク・レッスン

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先日、オーケストラでビオラを弾いている3人の方がいらして、ミニグループレッスンをしました。 終わって、おひとりの方が、次のように伝えてくださいました。 「私にとっては夢のような時間がありました。 ずっと3人で弾いてきたのですが、いつもとは全く違いました。 誰が誰に合わせるというのではなく、 自然につながりがある、不思議な感じでした。 眼だけ、耳だけ、音だけ、ではなく、 3人だけでもなくて、 ...
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筋力トレーニングと、アレクサンダー・テクニーク

筋肉を鍛えることは、よいことだけれど、 筋肉のことだけを考えて、鍛えようとすると、 たとえば、首や、膝や、腰などを、痛めてしまうことがあります。 たとえば足の筋肉を鍛えようと、エアロバイクに乗るとき、 足のことだけを意識する代わりに、 胴体の存在も、意識してみましょう。 骨盤が自由で、骨盤を含めた胴体全体が自由だと、 股関節まわりも自由になり、 漕ぐことに、負担がずっと少なくな...
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札幌でのアレクサンダー・テクニーク・ワークショップを終えて

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札幌での私のアレクサンダー・テクニーク・ワークショップは二年ぶりぐらいだったでしょうか。 年に一回できるか、できないかなのだけれど、それでも続けていらしてくれる数人の方と、新しい方々がいて、やってこれています。 通常は、月に2回ぐらいづついらしていただくことが多い私のレッスンですが、年に一回、1日か2日、じっくり学ぶ、という、織姫と彦星のような学び方でも、それぞれの人のなかで何か積み重なっていく...
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