テーブルワークについて/意識のしかたの質、など

 アレクサンダー・テクニークでは、
まず、首が自由になること、首が楽になることからはじめる
首が長くなることを思って/縮めるのを抑制して、動くということを、よく言います。ただ、ときによって難しいのが、首のことを思うことで、意識が首だけに集中してしまってうまくいかないこともあることです。
自分でワークすることを重ねてきた生徒さんに、「首のことだけを毎回、毎回、考えていて、かえって首を固めてしまった」と言われることがあります。意識を向けることで、楽にする、自由にする、ことが目的なのだけれど、逆になってしまうことがある。

そういうときは、それより「じぶん全体のつながり」のことを思い、そのうえで、意識が薄くなっている部分とか、体の奥行きなどに注意を向けることのほうが、まずは、より必要かもしれません。

もしかしたら日本人は、西洋の人にくらべてディテールに意識を向けることが得意な人が多いのかもしれません。
それでなのか、わかりませんが、首に意識を向けることで首がなおさら緊張してしまうという人、よくおられます。

そんなこともあって、私のレッスンでは最近は、首のことと同じくらい、あるいはそれ以上に、「自分全体」「奥行きを思い出す」ことを言うことが多いです。

それと、私のレッスンでは、レッスン時間の一部に、テーブルの上に寝た姿勢になって休んでもらってワーク(「テーブルワーク」と呼んだりします)することが多いのですが、これをやるのは、上に書いたようなことが理由のひとつです。

「(背骨が、あるいは体全体が)ゆるんで長くなる」というのは、本当に無理のない自然なことだ、

ということを、学びの準備として、体感してもらって、それをふまえた上で、自発的に動きを選択することを学ぶ、という順番を、私はとっていることが多いです。

それでだんだん、「意識を向けること」の質自体が、もっと、努力の少ない、自然なものでいいんだ、
ということが、実感できてくるとよいと思うのです。

テーブルワーク
テーブルワーク

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テーブルワークをやると、「とても楽になりましたが、これは自分で家ではできませんよね」と言われることがありますが、
自分でもできます。

少し古いブログですが、以下を参照してみてください。
セミスパイン~家でできること

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