長時間座っていたり、同じ姿勢をとる方、肩こり、腰痛に悩む方に

アレクサンダー・テクニークのレッスンに来られる方には、デスクワーク、コンピューターの仕事、車の運転など、長時間座っていることが多い方も多いです。 座って仕事をしているときに、どこかを無意識に固めていたり、必要以上に緊張させるのをやめることができたら、もっと楽に同じ姿勢を続けられるようになって、体の使い方の癖が肩こりや腰痛、首痛として慢性的になることを防ぐことができます。

今、すでに痛みが慢性化している方も、自分自身の使い方の癖を変えていくことによって、だんだん痛みが起こりにくくなっていきます。

アレクサンダー・テクニックのレッスンでは、

・自分が自分を使うときに「どのようにやりすぎているか」を、からだ全体として見直し、
・やりすぎなければ自分の体はどのように動くのかを、実際に体験することによって、自分の使い方を変えていきます。
・同じ姿勢を取り続ける場合のワークでは、まず、その姿勢になろうとする動きを見てみることで、どこかを固めたり、無理をしない、長時間でも続けられる姿勢・体勢の取り方を学びます。
・体の構造と動きを認識するために、簡単な解剖学的な説明もする場合もあります。

自分が自分の体に対してもっている地図、思い込み(「体はこういうふうに動くはずだ」「私は筋肉が弱い」など)が、自分の認識が変わることによって、自然に修正され、より本来もっている力を発揮できるようになります。
「自分の身体への自信を取り戻した」と言われる方も多くいらっしゃいます。

2008年、英国医師学会の会報『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』(BMJ(British Medical Journal))において、 579名の腰痛患者を対象に行われた調査が発表され、話題になりました。
(この調査では、アレクサンダー・テクニーク、西洋医学、マッサージ、エクササイズなどを受けるグループに分けて行われ、 3ヶ月後と1年後の調査で、アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けたグループが、 最も改善の度合いが高かったという結果が得られたそうです。)


以下のアレクサンダー・テクニーク・レッスン体験談も、あわせてご覧ください。

身体の使い方と「体の痛み」に関連する体験談 (腰痛、肩凝り、頭痛など)
日常の過ごし方、日常動作、「身体感覚」に関連する体験談