「やめていく」は、ストイックなこととはかぎらない。その人が「あらわれてくる」こと。(札幌ワークショップが終わって)

札幌のワークショップ、今回新しくいらしてくれた方々と、今までもいつも参加してくださっている方々とのミックスで、あたたかい雰囲気で終わりました。 お昼休みや、終わった後のお茶の時間にも、アレクサンダー・テクニークのことだけじゃなくそれ以外にも共通する興味の対象があることがわかって連絡先を交換しあったりする姿が見られて、やってよかったなあと思いました。 ワークショップのなかでは、 人前でしゃべる 人に施術をする 椅子に座る 椅子に座って楽器を演奏 お能の動き 包丁を研ぐ リュックを背負う 寝て、休む 足先の探究 などなど、 ふだんなにげなくやっていることや、ちょっと大変だなと思いながらやっていること、 ある人にとってはむずかしいけれど、ほかの人にとっては何も考えずにできること、 そういうことを、まず誰かがやってみて、いつもどおりとは少し違うやり方の可能性を見てみて、それから全員でやってみる。 たとえば頭と背骨を意識しながらとか、そのときどきで、いろいろ…。 楽器演奏や、施術その他の専門的なことの場合、みんなでやってみることはできないし、それどころか、それを見ることもはじめての...
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樹木も人間も、環境に応じて自分を最適化させている。

もう去年の秋の話になってしまいますが、東京農大で樹木医の三戸久美子さんのお話と、アレクサンダー・テクニークのコラボ「樹木のかたちの読み解きかたとアレクサンダー・テクニーク」講座を行ったときのことを報告したいと思います。 三戸さんの「樹木のかたちの最適化」のお話、おもしろかったです。 木が、光を獲得するために自己最適化をし続けるという話。それは固定されたものではなく、ダイナミックな動きだということ。木は上に伸びていくだけでなく、置かれた環境その他によっては、横にひろがっていくものもあるし、枝をねじったり、石などのうえに乗っかったりもする。そういう「かたちの最適化」が、合理的な成長だというお話でした。 木は倒れかかった自分の体を起こすこともできるということです。 実際に散歩をしていて、そんなふうな木に出会うことがあると、そのダイナミックなたたずまいに感銘を受けますが、あらためて説明を聞いて、写真も見せてもらいながら、 「人間も同じなのではないか?」 と、私は思ったのでした。 人の姿勢としてよく、 まっすぐにしないといけないのでは? 曲がっていてはいけないのでは? 左右非対称だとよ...
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「つながりの中で生かされること」ワークショップのご感想

1月7日のアレクサンダー・テクニーク・ワークショップ「体をとおして自分に気づき、自分が今いる世界に気づく」のなかで、参加者のおひとりがメイクアップをしたことを、一昨日書きましたが、 当日はそのほかにも、自分のからだに気づけるような、いろいろなワークを行いました。そして、からだに気づきを持つことで、お互いの存在を、お互いがいる空気感を味わう時間になりました。 今回の参加者の方々はみなさん初対面同士だったのですが、 なんだかお互い名残惜しい様子で、終わった後、みなさんと一緒に私も食事しておしゃべりして別れました。 ワークショップの時間も、お食事の時間も含めて、おかげさまで、新春の、いい時間になりました。 参加者のおひとり、Yさん(60代女性)が、感想のメールをくださったので、許可を得て掲載させていただきます。 「今日のワークショップでは、ゆったりと言葉を受けとめることができて、とても充実した時間になりました。 目に見えない部分がどうしても意識から抜け落ち、見えるところだけで頑張っていた自分に気づけました。 体の中の空間を感じることや立体的に感じること、顎の関節の動きに余裕がでるこ...
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メイクアップ(お化粧)とアレクサンダー・テクニーク

今年はじめてのアレクサンダー・テクニーク・ワークショップが終わりました。 参加者3人で、ゆったりとした時間でワークできました。 アレクサンダー・テクニークでは、体のことだけでもなく、自分のなかのことを見ることだけでもなく、 「何かをしているとき」に 自分のからだ、自分のなかのスペースを失わないでいられるには?ということを見ていくことができる、 というような話をして、 からだのことを、部分部分だけでなく、全体のつながりとして見ていくことのあと、 実際のその人のお仕事などでやることを、実際にやってみる時間をとりました。 お仕事でメイクアップをしている参加者の方がいらっしゃったので、思いがけず、実際にメイク道具を使って、別の参加者の方にメイクをするシーンもあり。 相手の方にチューニングをあわせて行う繊細な作業なので、自分のことは忘れてしまったり、つい体を固めてしまう、、のを、 地面からのサポートを使い、自分全体で、メイクをする。 メイクをする人も、される人も、ますます生き生きとして、自由さと美しさが出てきたようでした。 見ていた人も含めて、みんな嬉しそうになって、もちろん私...
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「人前に立つときに楽さを見つける」ワークショップのご感想(ビオラ奏者の方より)

先日開催したデビ・アダムス「人前に立つときに楽さを見つける」ワークショップでは、アレクサンダー・テクニークの原理を人前でのパフォーマンスに応用することをテーマに、デビさんとみなさんで一日探究を深めました。 参加者のおひとり、市民オーケストラのビオラ奏者でいらっしゃる生徒さんから、ご感想をさっそくいただきましたので、ご本人の許可を得てシェアさせていただきます。(ありがとうございます。) --- ゆりこ先生おはようございます。 先日はデビ先生のワークショップを、どうもありがとうございました。 デビ先生のワークショップで、観客の立場で皆さんのパフォーマンスを聞いていると、サポートを思い出して朗読や演奏をされた時は、より気持ちを動かされました。 聞いているだけで、その方に直接触れていないのに、パフォーマンスされる方とのつながりを感じるのが不思議でした。 みんなで輪になって、膝を緩めたり、固めたりしたワークが、人の距離が離れても起こるのを体験したかもしれないです。 自分が演奏する側になったときは、お客さんはかろうじて視界に入っていましたが、そちらを見ようとか、届けようとまでは意識で...
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