肩凝りをもつ人に、ありがちなこと。

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肩凝りに悩む方がレッスンに来られて、帰る前に、「すごく楽です。それに肩が下がった気がします」と言われました。 そして、「あれ以来、肩を下げるようにしています。でもなかなか、あのときみたいに楽にはならないですね」 と、後日、言われます。 実はレッスンの結果、「肩が下がった」からといって、肩を下げたら駄目なのです。 その人の場合、なぜそれまで肩が上がっていたかというと、実は首が縮まっていたからでした。 ここでみなさんも、よかったら実験してみてください。わざと首をすくめてみてください。 肩があがったり、肩が中央に寄ってきたりしませんでしたか? このように首が縮んだまま、肩を下げようとすると、負荷をかけて押し下げないといけません。 そうすると肩だけでなく、胴体全体を押し下げてしまいます。 けっこうな努力が必要なわりに、楽にはなりませんね。 首って、このようにわざと縮めることもできますが...
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荷物(だけ)のせいにしない。

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 インターネット上で知人がこんなレントゲン写真を紹介してくれました。  これを見て、どんな風に感じますか?  「ひぇー、こんなに背骨が歪んでしまうんだ!」  「やっぱり片側に重い荷物をかけるのは、まずいんだろうな」 と、思われた方も多いでしょうか?  この写真のキャプションは、"This is what a heavy bag will do to your spine." 「これが重い荷物が君の背骨にしていることだ」 というものでした。  私は、でも、こういうレントゲン写真を見るとき、すぐに解釈して結論を出す前に、「ちょっと待って」と、もう少し考えたほうがよいんじゃないかな、と思うのです。  写真はたしかに、ある人のある瞬間を切り取った真実ではあるけれど、 ・重い荷物を片方の肩に背負ったら、避けようがなく、こうなる、というわけではない。 ・この人も、いつもこういう状態とい...
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北島康介選手「頑張りすぎない勇気」

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 水泳の北島康介選手が、29歳でロンドンオリンピックに再出場を決めたというニュースを見ました。  水泳は、引退年齢が若い競技だと言われているらしいのに、すごい!  以前読んだ、北島選手の著書『前に進むチカラ』という本を読み直してみました。  北京オリンピックで2度目の金メダルを取ったあと、引退説が流れて、本人も、続けたいのかやめたいのかわからず、休んでアメリカに渡ってからの話からはじまっていて、とても興味深かったです。  北京オリンピック後、半年は、まったく泳ぐこともしなかったそうです。  休むことの意義、自分で選択をしなおすことの意義、成功体験を手放して新しいやり方に挑戦することについてなどが、書かれていました。  この本のなかに、「頑張りすぎない勇気を持つ」という章があります(第6章)。  長年の習慣であった1日2回の練習を朝の1回だけに減らすことにしたことについてのエピソードが...
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アレクサンダー的、間接的なアプローチの一例:ヴァイオリニストのレッスンより

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アレクサンダー・テクニーク・レッスンのメモより。 座る動きを丁寧に、意識的にやってから立ってヴァイオリンを弾く。 (座るときにも体を押し下げたり、縮めたりせず、逆に長く広くなりながら足が自由になって座る。) すると、いつもの、肩に力が入る構え方にならず、ヴァイオリンの音の響きもよくなる。 アレクサンダー・テクニークでは、気になることに対して、間接的なアプローチをすることが多い。 直接的に、肩の力を抜こうとしてもなかなかうまくいかないとき、意識が薄かった部分を統合できると、偏って入っていた力は自然に抜ける。 等々力の桜(2012/4/8)。 アレクサンダー・テクニークlittlesoundsでの、アレクサンダー・テクニークのレッスンのスケジュールはこちらをご覧ください。
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テーブルワークは、やめていくプロセス。

レッスンやワークショップなどでいただいた、アレクサンダー・テクニークの原理やその他にかんする質問に、答えていくコーナーの続きです。 Q テーブルワークをやってもらうととても楽になります。また、立って腕を動かしてもらうだけでも、とても楽になります。なぜなのでしょうか? 正しい位置に来てるからかな、と思うのですが、その正しい位置が、自分ではわかりません。 テーブルワークは、そのような、「やめていく」というプロセスを体験するために行う、といえます。私たちは、ただ立っているときでさえも、緊張がゆるまないまま立っていることがあります。 自分を支えようとするときに、体を固めることによって支える癖がついてしまっているのですね。 床やテーブル(台)の上に寝た姿勢だと、自分を支えようとするときの癖が出にくいので、緊張からゆるんでいきやすいのです。 アレクサンダー・テクニークのレ...
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