アレクサンダー・テクニークを使った音楽大学での授業

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今は夏休み中ですが、国立音楽大学で「音楽家のための心身論」という授業をやるようになって3年目になりました。 前期と後期、週1回、それぞれ計14回の授業をやっています。 「心身論」と言っても言葉で理論をしゃべるのが中心ではなく、少人数で参加型、実践中心に行っています。実践をとおして、心身に関する考え方を身につけてもらえたらと思っています。 定員20名で、学部全体の各専攻からの3、4年生の希望者から抽選された学生が対象。ピアノ、声楽、弦楽器(ヴァイオリンなど)、打楽器(ドラム、ティンパニなど)、管楽器(トランペット、フルート、トロンボーンなど)などを演奏される方々です。 椅子を円座に並べて、一方的に講師のほうを向くのではなく、 お互いの顔が見える形でまず座ってもらって授業ははじまります。 そして、講師の私が問題提起したり、簡単な動きをやってもらったりして、まずは自分の体に対して意識を持って...
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8/18(土)声を出すこととアレクサンダー・テクニーク

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「自分全体で、無理なく声を出す」ことを アレクサンダー・テクニークを使って学ぶワークショップです。 声のことを考えるとき、喉のことや、胸のあたりのことを意識する人は多いと思います。腹筋を意識する人も多いと思います。 もちろん、それらも、とても大事ですが、そこだけじゃなく、 骨盤や、足のことや、腕のことも、 声を出すときに考えてみたら、どうだろう? 自分全体で、無理なく声が出せたら、 さらに力強い声を出すのも、ずっとやりやすくなります。 また、小さな声でも届く声が出せたら…、という方にも。 喉に問題がある方も、喉に頼りすぎない声を出すために。 「いざ、人前で歌おうと思ったら…」 「いざ、人前で話そうと思ったら…」 緊張して声が出にくくなってしまうという人にもおすすめです。 意図をどんなふうに持つかということと、 体のつながりについても扱います。 新しい方も、前回からひきつづき...
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アレクサンダー・テクニーク・レッスンのなかで教師が触れることの意味について

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私はアレクサンダー・テクニークのレッスンのなかで、触れるということをよく使います。 ときどき誤解されるのですが、このときの私の手は、生徒さんを正しい位置に誘導しているわけではないのです。 そもそも現状の生徒さんのあり方がよくないとか、間違っていると思っているわけではありません。 なので生徒さん自身も、自分をジャッジして、「正しくしなくちゃ」と思う必要はありません。 今のあり方が何も悪いわけではないのです。 私がアレクサンダー・テクニーク教師として、生徒さんに触れるのは、 何かを直接的に変えるためでも、生徒さんに変えてもらうためでもなく、 生徒さん自身の気づきが増えるためのサポートとして触れています。 なので、生徒さんには、とくに何かを変えようとせず、そのままそこに居ていただいたらいいし、動いている途中なら、そのまま動き続けていただいたらよいです。 そうすると、とくに何かを変えよう...
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姿勢をよくすることについての(私にとっての)アレクサンダー・テクニーク的考え方

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よい姿勢、正しい姿勢ということについて、よく聞かれることがあります。アレクサンダー・テクニークのレッスンに来られた生徒さんからも質問されますし、生徒さん以外でも、私が体の使い方にかかわる仕事をしていることを伝えると、「いい姿勢を保っていないと体によくないんですよね」と言われて、あわてて背筋を伸ばしたりする方もおられます。 でも、グニャッとしている姿勢が、悪い姿勢なのかな? というと、そう言いきってしまいたくない自分がいるのです。 ときには、グニャッとなっていたい自分がいるときもある。ぐにゃっとなっているほうが楽に感じるときがある。 それなら、そういうときがあってもいいと、私は思うのです。 ただ、そのままの姿勢でパソコンで長時間仕事をしたり、 そのままの姿勢で楽器を演奏したりすると、 体には負担が生じる可能性が高くなるかもしれません。 でもだからといって、姿勢をよくしようとしてあわて...
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痛みとリハビリ、固めることとゆるめることと、アレクサンダー・テクニーク

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きのうは、つきいちの町田TEENSPOSTでのワークショップでは、スポーツを長く続けておられる方々が参加してくださいました。怪我をされた後、歩く、走る、泳ぐなどに支障が出るようになって、自分の使い方を見直したいとのこと。 痛みや違和感などが体にあるとき、その部分だけに意識を集中させがちですが、そのかわりに、自分の体のなかの各部分の関係性に目を向けてみるとどうでしょう? ということをやりました。 (↑具体的なことはいろいろやりましたが、ひとつひとつを文章で書くのは大変なのでまとめてしまいました。) たとえば首が痛いとき、直接的に首に働きかけてもうまくいかない場合があります。そういうときに、たとえば地面に着地している足の感覚に着目し、足と地面と、そして首の関係は今どうかな?と目を向けてみる。そうすると、今まで無理にバランスを取っていたところから、より自然なバランスが取れるようになったりし...
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