タグ別アーカイブ: 重力

ワークショップ:樹木のかたちの読み解き方と、アレクサンダー・テクニーク

樹木医の三戸久美子さんと一緒に、東京農大世田谷キャンパスで、
「樹木のかたちの読み解きかた(VTA – Visual Tree Assesment)」と、アレクサンダー・テクニークの、コラボレーションのワークショップをすることになりました。
 
重力とのつきあい方を、
樹木の場合と、人間の場合両方で、見ていく時間にしたいと思っています。
 
樹木がどういうふうに重力とつき合っているかについての
奥深い世界について、
三戸さんにスライドを見せていただきながら
一緒にお話をききましょう。

 

そして、私の担当時間では、人間について、
実際に立っていることを体験したり、動いたりしながら、
重力を、私たちを邪魔しているわけではなく、
サポートしてくれているもの、として、
とらえてみる時間にしたいな、と思っています。そして樹木と人間の、共通する点、違う点について
味わう時間にできたらと思っています。
はじめての試み、私自身、楽しみです。
みなさんとご一緒できたらうれしいです。個人的に、私は、木が大好きで、
木のことをもっと理解できることと、
アレクサンダー・テクニークで、人間としての自分のことも、もっと理解できることが、どこかでシンクロしたら、いいな、と思っているのです。
 
 
10/7(土) 10/28(土) の午前10:00~12:00
2回シリーズ 一般10000円/大学生7000円
東京農業大学 世田谷キャンパスにて
 
お申し込みは9月5日からの先着順。申し込み締切は9月27日です。→ 満員御礼、キャンセル待ち扱いになりました。キャンセル待ち受付は03-5477-2562 にお電話よろしくお願いします。
興味をお持ちのかたはどなたも、歓迎です。
こちらの東京農大のサイトから、または
東京農業大学エクステンションセンター 03-5477-2562 からお申し込みください。

 

【講師の紹介】
三戸久美子 NPO法人樹木生態研究会副代表理事 東京農業大学短期大学部環境緑地学科非常勤講師
内田均 東京農業大学短期大学部環境緑地学科教授
石井ゆりこ アレクサンダー・テクニークlittlesounds代表、国立音楽大学非常勤講師
photo by Yuriko
Share Button

デビ・アダムスさんのワークが終わって-2 重力とサポート

ボストンのアレクサンダー・テクニーク教師デビ・アダムス(Debi Adams)さんの来日レポートの続きです。

今回、デビさんは来日する前、「『サポート』と『重力』をテーマにワークショップをやりたい」と言っていたのです。
でも、それを聞いて私は、「うーん、私には、あまりぴんとこないテーマですね。それより『インヒビション(抑制)』と『方向性』といった、アレクサンダー・テクニークの原理を、デビなりに紹介してもらえませんか?」と、独断と偏見でそんなふうにお願いしたのでした。

でも、デビのなかで、『インヒビション(抑制)』『方向性』『サポート』『重力』は、みなつながりがあるとのことで、サポートと重力の話もたくさん出てきました。
(ただデビは、「私は『方向性』のことはあまり言わない。『方向性』は、インヒビション(抑制)の結果として出てくるものだと考えているから」と言っていました。私もそれには同意です。)

それらの一連の話にかかせないのが、『テンセグリティ』の話。
『テンセグリティ(tensegrity)』とは、tense(張力/緊張)と、 integrity (統合)を掛け合わせた言葉で、建築の分野で使われたり、またボディワークのなかでからだのなかの筋膜(筋肉同士をつなぎあわせている筋の膜)にとくに働きかける、ロルフィング(Rolfing)のワーカーが最近はよく使ったりしているようです。

人間の体は、積み木を積み上げるように、縦方向の力によってだけで直立しているわけではない。
縦、横、斜め、あらゆる方向への張力の動きが統合されて、立つということが起こっている。
なので、人間は真っすぐに直立していないといけないわけではないし、体のどこかが、たとえば斜め方向に動いたら、それに合うような動きが、体のほかの部分で動くように、できている。

それで重力の話。
私が思っていたのは、「重力」というと、日本語では「重」という漢字を使うせいもあってか、ずっしりと重く、下向きに力が働いているようなイメージがあって、重力を感じようとして、足で踏んばったりしている人も少なくないということです。

いや、別に漢字のせいではなくて、積み木を積み上げるような構造のイメージに、自分をあてはめると、重さのイメージが強くなるのかもしれません。

もちろん重力は下向き=地球の中心の方向に働いていますが、それを感じるために、自分を重くする必要はない。
むしろ重力があるから、人は軽やかに存在できる、と言える。
重力が人を地面に引きつけて、支えてくれるから、人は自分で自分を支えなくてよく、自由にいろんな動きをすることができる。
人間はテンセグリティ構造なので、重力にサポートされて、動けるようにできている。

あらためて、「重力」も「サポート」も、軽やかなイメージが出てきたな、と、個人的には思いました。

——

「『重力』と『丹田を使う』ことって関係があるんでしょうか?」
と、デビのあと、私のレッスンのなかで生徒さんに質問されましたが、あまり関係ないと思います。
丹田を使うことも、大事なことだと思いますが、それはまた別の話。
丹田は、体のなかにあるもので、重力は、体の外にあるものですしね。

重力のことも、自分と環境との関係性なんですね。

—–

ワークでは、バランス・ディスクという、中に空気が入ったプラスチックの円盤に空気が入ったものに立つこともしました。
動く地面の上に立とうとするとき、人はどんなふうにバランスを取ろうとするか。
バランスを取ろうとする動きは、自然に起こる。
人によってバランス感覚は違いますが、
バランスを取ろうとすることによって、バランス感覚が活性化されてくる。
そしてそのとき、アレクサンダー・テクニークの原理、プライマリー・コントロールも働いている。
自分を固める癖などをやめることも、自然に起こってくる。(固めていては、バランスが取れないので)。

そしてそこから平らな地面に降りた後、自分のなかで何かが変わっている。

デビ・アダムスさんのワークが終わって-1 ”reference point” は、こちら

アレクサンダー・テクニークlittlesoundsでの、アレクサンダー・テクニークのレッスンのスケジュールとお申込みはこちらをご覧ください。

Share Button