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「ラクに声を出す」アレクサンダー・テクニーク・ワークショップ

長いこと私は、緊張して声が出ない、
ということが、常でした。
それで、もっと力をいれてがんばろうとしていたけれど、
そうすると、ますます声は出なくなった。

力の入れすぎを手放して、そのかわりに意図をクリアにすること、を、アレクサンダー・テクニークをとおして学んできて、声を出すのがかなり楽になりました。

今も、地声はけして大きくはないけれど、
声を出すのがストレス、ということがなくなった。

話すほうは、まだ課題があるけれど、歌ならたくさん歌っても、あまり疲れなくなりました。

・からだのなかから外に声となって出るまでの、空気の通り道をひらくこと
・空気が入ってくることを、じゃましないこと
・少ない力で、声がどれだけ届くか
・骨盤と首の自由さとの関係
・地面のサポートを受け取る

というようなことを、体験的に学び、
それから、歌ったり、話したり、ということに、つなげてみたいと思います。

(このテーマ以外でも、アレクサンダー・テクニークの考え方を使ってできることを、
参加者の方の興味に合わせて、時間がゆるせばやりたいと思います。)

8月20日(日)10:00~12:00 東京都文京区
(会場の詳細はお申し込み後にご連絡いたします。)
参加費 5000円
定員 8名 (満員御礼となりました。今後はキャンセル待ちとさせていただきます! また、個人レッスンのほうでも同じテーマでできますので、お問い合わせください。 8/17記)

お申し込み、お問い合わせ:一番下にあるフォームにご記入ください。

【講師について:石井ゆりこ】
自信のない大学生だったときにアレクサンダー・テクニークに出会い、自分のために6年ほど学んだ後、4年間のトレーニングを受け、卒業後、18年間、2000人以上の方々に教えてきました。
このワークのシンプルさと奥深さ、何にでも応用できる柔軟さに魅せられています。
国立音楽大学非常勤講師。
著書『無駄な力がぬけてラクになる介護術』『演奏者のための はじめてのアレクサンダー・テクニーク』

■石井ゆりこのアレクサンダー・テクニークのレッスンは東京都文京区と、神奈川の湘南で、随時、受け付けています。レッスンのスケジュールはこちらをご覧ください。

 

photo by Xie Okajima

 

 

 

 

 

 

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うたと私と、アレクサンダー・テクニーク

私にとっては、たまに人前で歌うということを自分に許せるようになったのは、アレクサンダー・テクニークとの出会いが大きかった。

歌は子どものころから好きだったし、合唱などは機会があればしていたけれど、ひとりで人前で歌うのは、まず「声が小さい」「聞こえない」と言われること、それに、そもそも「人前に立つ」こと自体が、私にはとても難しいことだった。

でも合唱でなくて、ひとりで、(あるいはひとりづつ違うパートで数人というのも好き)歌うことが、したかったのだ。

大学のときにブルーハーツという人たちを知って、あこがれたなあ。あんな風に歌えたらと。

でも、どうしたって、キャラが違って、あんなふうにはなれなかった。

自分じゃないものになろうとしても、よけいに緊張するばかりだった。

まず自分のあり方、自分の声、自分の体、自分のキャラクター、そういうものを認めて、そこから歌う、ということが、できるようになる必要があった。

それは、技術じゃない何かだった。

「声が小さい」のは、緊張とのつきあい方がわかってきたことと、体のなかのつながり、全体性についてが、わかってきたおかげで、昔よりもましになったけど、いまも声量があるとはけして言えない。だけど声量の”量”はなくても、自分の内と外で共鳴するものを届けることができるということを知った。

うん、やっぱり、もっと歌いたいな!
自分のままで。

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うたうレッスン

きのうの町田でのアレクサンダー・テクニーク・ワークショップでは、
「音楽が好きで、うたがうたいのだけど、何からはじめたらいいかわからない」という方がいらしていました。
「昔とくらべて全然声も出なくなっちゃったから、ボイストレーニングからはじめたほうがいいのかしら?」なんて。
私は、どんな曲が好きなのか、聞いてみたら、しばらくは、「全然自分は歌えないし…」などと言われていたが、アイフォンに入っている曲を聞かせてくれました。

まずはその曲を歌ってみたらいい。歌っているうちに、声も出るようになってくる。まずは自分自身のために、録音に合わせてでよいので、何度も歌うといい。録音に合わせて、あるいは、音が高すぎるなら、歌いやすい音の高さに変えて、アカペラで歌ってもいい。

「声が出ないから…」と言われていたが、歌っていただくと、あともう少し、
歌うことへの躊躇がなくなって、がんばりすぎが少なくなったら、高い声もちゃんと出そうな感じでした。
後半になるほどに、声も出てきていて…。

コツは、「出そう」とがんばるかわりに、自分のなかの声の通り道を意識すること。

声は、口だけで出すものでも、喉だけで出すものでもない。
体全体で出すもの。

空気は、肺にある。(肺はけっこう大きい。後ろのほうまである)。声を出そうとしたら、肺の空気が上へと押し出されてあがっていって、口腔(口腔もけっこう大きい。鼻の奥まである)まで届いて、それから唇から外に、前方に出ていく。

体の中、広い範囲を上向きに動いてから外に出る。
そして空気は体の中を、けっこう幅広い空間を通っていく。

そんな、空気の通り道を意識すると、空気の動きがスムーズになる。喉が振動することも邪魔しなくなる。

—–

さらに、体にそなわっている、空気を送りだすための筋肉がスムーズにはたらくために、モンキーの姿勢になってみて骨盤を思い出したり、手や足を動かすことも、やってみて、また歌ってもらいました。
声は少しづつ、もっと出るようになってくる。

—–

こんなレッスンも、アレクサンダー・テクニークのレッスンのなかでやることがあります。毎回、アイフォンで曲を流しながら歌う方がいらっしゃいます。

うまく歌うかどうかよりも、自分のなかにすでにある声を、うたとして表現する。それは、案外すぐできることだったりするかもしれません。

「歌が好きだったはずなのに、どう歌ったらいいか、わからなくなってしまった」という方、「歌は好きなんだけど、苦手で…」という方は、まずは、誰かの評価を気にしなくていい、ひとりでもできるところから、はじめてみるのもいいと思います。それは、自分の体全体を生き生きと使うことにもつながります。

アレクサンダー・テクニークのレッスンのなかでやるときは、私もそこにいるわけですが、私は歌の上手下手を評価する役割はないので。その人全体を、どうやったら、やろうとしていることに生かせるかを、一緒に探すお供です。

うたに関してはとくに、私自身、「歌が好きなのに声が出ないから…」という、自分自身に対する認識が、アレクサンダー・テクニークに助けられて、変わったので、それをほかの人にも伝えられるのは嬉しいのです。

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にがおえ

3/6(日), 4/10(日), 5/15(日) 「話すこと」と、アレクサンダー・テクニーク・ワークショップ

「話すことが苦手なんです」と言われる方、けっこういらっしゃいます。私自身も、話すことは昔から苦手なので、いつも共感するのですが、最近思うは、「話すことが苦手」の中身は、人それぞれだなあ、ということです。

・人前で話そうとすると、声が出なくなる。
・人前で話すと、早口になる。
・吃音する。
・話はできるが、話をした後に、ものすごく疲れる。
・言いたかったことが、言えずに話し終えてしまう。
・緊張してしまい、会話を楽しめない。
・どうも、うまく伝わるように話せない。
・対話ならいいが、一人でまとまった話をするのが苦手。
・聞き手のことがうまく考えられない。
・聞き手のことを考えすぎてしまう。

などなど。

また、苦手なシチュエーションも、
・雑談
・人前で話す
・特定の相手と話す
・説明する
・自分のことを話す
・外国語を話す

など、さまざまです。

その人それぞれによって、ある場面では大丈夫けれど、ある場面では、「頭が真っ白に」なってしまったり、うまくいかないということがあるのが、興味深いなと思います。
私自身、子どものころは吃音もあり、話すことは昔からとても苦手でした。アレクサンダー・テクニークに出会ったことで、昔よりはずいぶん楽に話せるようになりました。でももっといろいろな場面で楽に話せたらいいな、と思うし、それは可能なのだろうと思います。みなさんと一緒に、アレクサンダー・テクニークをツールにして、それぞれにとっての「話すこと」―その難しさ、楽しさ、可能性を探究してみたいと思います。
話すことが得意な人も、歓迎です。

1) 楽な呼吸や発声について

プライマリー・コントロールを思い出し、やりすぎをやめる

2) 聞き手の存在を認識しつつ、自分を見失わないでいるために

3) 自分なりの、話す意図を明確にする

…話す意図は、人によって違っていい。
…「こうでなければいけない」という思い込みを手放す。

というようなことを見ていきながら、参加者それぞれ、その人らしく話し、聞き合うことを通して、アレクサンダー・テクニークを学び、人生に応用していく時間にしたいと思います。

学ぶ時間であるとともに、その場に何か生まれる時間、そのものも味わえたら嬉しいです。

【石井ゆりこについて】

1988年にアレクサンダー・テクニックを学び始め、1999年に教師認定(ATI)、以来、東京と神奈川を拠点として教え続けている。
音楽家、介護職・対人援助職の方、肩こりや腰痛、対人緊張などに悩む方などに教える。
野口整体、プロセス指向心理学も学んできた。自分の心とからだを自分のものとして取り戻すというテーマに興味がある。ギター弾き語りが趣味。
著書『ラクになる介護術』(誠文堂新光社)
演奏者のためのはじめてのアレクサンダー・テクニーク』(ヤマハミュージックメディア)

【ワークショップ概要】

3/6(日), 4/10(日), 5/15(日) 10:30~13:00
東京都文京区内(お申し込み後、ご案内します)。
参加費:3回12000円。
(1日単発5500円、2日参加10000円)
定員:8名
講師:石井ゆり子

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12/6(土)アレクサンダー・テクニークと声のワークショップ・特別編♪CIRCLE VOICE : Takujiさんを迎えて

「声を出すこと」をテーマにしたワークショップを、この秋、連続で何回かやってきましたが、
12月は特別編です!
私も大好きなミュージシャンのTakujiさん(青柳拓次さん)と、コラボレーションのワークショップをできることになりました。

ワークショップの前半は、アレクサンダー・テクニークの考え方を使って、
体全体の自然のはたらきを邪魔しないで、無理なく気持ちよく声を出すことを、
私がガイドして行います。

そして後半は、Takujiさんにバトンタッチして、みんなでスキャットを歌う参加型コンサート。
今回は、アンプやマイクを使わずに、身体という素晴らしい楽器とガットギターをアコースティックに響かせます。

参加者のみなさんが主役の、いい場をつくれたらと思います。

●CIRCLE VOICEについて

http://www.takujiofficial.com/circle-voice/

会場から立ち上る声の渦に、わたしたちの境が滲みだす

オーディエンスが、Takujiを中心として円になり、
世界中の部族、民衆特有のスキャット(意味を持たない詞)を
オリジナルのメロディにのせて歌う、参加型コンサート「CIRCLE VOICE」。

スキャットは、誰でも簡単に口ずさめるシンプルなもの。
会場に集ってきた人々は、他の参加者と共に自然に声を重ね合わせ、
その日だけのハーモニーを響かせます。

瑞々しく渦巻く声々、パーカッシブで民族的なギター。
その新鮮な音の連なりは、DNAに記憶されていたかのような懐かしさ。

「音楽は、わたしたちが本来的に一体であるということを思い出させてくれます。
それは、遥か昔から変わらない音楽の大切な役割の一つです」

*年齢、国籍、性別、思想、宗教は問いません。どなたでもご参加頂けます。
*美しく上手に歌うことより、お互いの声を感じあう平和な場所を。
*歌うことが好きなひとから、心の中で歌うひとまで。

●Takujiさんプロフィール
http://www.takujiofficial.com/biography/

●石井ゆりこプロフィール
1988年にアレクサンダー・テクニックを学び始め、1999年に教師認定(ATI)、東京を拠点に教え始める。
音楽家、看護・介護職・対人援助職の方、肩こりや腰痛、頭痛、不眠、対人緊張などに悩む方などに教える。
野口整体、プロセス指向心理学も継続して学ぶ。自然としての人間を、心身を一つのものとして扱うワークに関心をもつ。また、ひとの多様性、自分の心とからだを自分のものとして取り戻すというテーマに興味がある。ギター弾き語りが趣味。
著書『ラクになる介護術』(誠文堂新光社)『演奏者のためのはじめてのアレクサンダー・テクニーク』(ヤマハミュージックメディア)
http://www.littlesounds.com/

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12月6日(土)10:00~12:30 東京都文京区内
………お申し込みの後、ご案内をお送りします。
参加費 : 事前予約5500円(銀行振込)、当日6000円
定 員 : 15名程度
講 師 : Takuji, 石井ゆり子
申込み・お問合せ : 以下までご連絡ください。
(参加動機と、アレクサンダー・テクニーク経験の有無を一言添えていただけたらうれしいです。)
yuriko@littlesounds.com
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声を出す

アレクサンダー・テクニークのレッスンで、楽に声を出せるようになりたい、と言われる方が多くいらっしゃいます。

たとえば、

・話すとき、緊張してうまく声が出ない。

・声が小さい。

・話すときの声が、どうも、つまっているようで、自分であまり気持ちよくない。

・長く話したり、人前で話すと、後で喉が痛くなる。

・歌が好きなのだけど、歌うとき気張ってしまう。スムーズに声が出ない。

・歌うときに、声が思うようにコントロールできない。

というような悩みを、話してくださいます。

声を出すことに慣れていて、あるいは、今までに発声や声楽のトレーニングを受けてきたけれど、いまひとつ納得ができるところまでいかない、という方々もおられますし、声を出すことに慣れていなくて、声を出すことに自信がない、という方々、そして、普段は大丈夫なのだけれど、特定の状況になると、声が思うように出なくなる、という方々も、いらっしゃいます。

私自身も、小さい頃から声を出すことが苦手だったので、よくわかります。

声を出すことについてはアレクサンダー・テクニークはとても助けになりました。

レッスンで、直接的に声を出すことをやらなくても、声に変化が起こることは多いです。私自身も20代のとき、最初にアレクサンダー・テクニークのレッスンを受けはじめた頃、それにはびっくりしました。立ったり座ったりするレッスンをしただけなのに、その後、人と話をする自分の声がすごくスムーズに出ていて驚いたことがあります。

でもレッスンの中で実際にやると、やっぱりわかりやすいので、直接、レッスンで声を出してもらうことも、うちではやります。

「アー」と発声する、歌を歌う、話をする、本を読んだりセリフを読む、など、状況に応じていろんなことをやります。

では、声を出すときの、呼吸の方向性を見てみましょう。

声を出すというのは、口や喉だけではなく、全身の動きです。

声を出そうとすると、その衝動が体に伝わって、肺の空気を上向きに押し上げ、運び上げようようとする動きが起こります。肺の中の空気を、肺の下の横隔膜やさらにその下の筋膜、筋肉~骨盤底の筋肉も総動員して、ポンプのように上向きに運び上げる動きが、自然に起こってきます。

声を出す動きは、上向きの動きなのです。

胴体の一番下から、ダイナミックな上向きの動きが起こってきます。

そして肺から出た空気は首の前面をとおって、声帯をふるわせ、さらに上に行きます。

あごの中に来ると、けっこう広さがあります。

口元だけでなく、頬骨も、あごの骨の一部です。左右の頬骨~鼻のあたりまで、口の中のスペースはひろがっているのです。その広いスペース全体に空気は届いて、鼻の高さぐらいにある、上あごの天井まで届いて、そこから前に出て行きます。

口をあけると、下あごは頬骨から下に下がりますが、上あごの天井の高さは変わりません。

口を大きくあけて声を出すと、上あごの天井から下まで立体的なスペースから、空気が外に出て行きます。

声になった空気が、あなたが届けたいと意図する方向に、届いていきます。

話しかけたい相手に向けてだったり、場の全体に向けてだったり、そのときどきの目指すところに届いていきます。

声を出すというのは、直接的には、呼吸が声帯をふるわせるという動きですが、それが起こるための動き全体を考えてみると、なんともダイナミックな動きです。

体のなかを、まず下から上に動いてきて、それから外に前方へ、そしてあらゆる方向へと出ていきます。
声がうまく出せないという人は、声を出そうとするときに、気づかず何かをやりすぎていることが多いです。

やりすぎをやめることで、声を出そうという衝動に体が呼応する動きを邪魔しなくなれば、楽に声が出せるようになることが多いです。

でも、ただ、「やりすぎていたので、それをやめよう」と思うだけでは、難しいかもしれません。

そんなとき、 声を出すという動き全体のイメージをもってみると、助けになるかもしれません。

動きの方向性を意識してみると、何をやりすぎているかにも気づきやすくなり、やりすぎをやめることもやりやすくなります。(何をやりすぎているかは、いろいろなケースがあり、人によってさまざまです)。

あるいはもう、そういうことを特に意識しなくても、すでに声が楽に出ているかもしれません。

声についても、もっといろいろ書けそうですが、今日はこのへんで。

(おまけ) よく、大きい声が出ないのは、安定した声が出ないのは、腹筋が使えていないからだ、と言われますが、腹筋を使おうと、お腹の一部をへこませるだけでは、あまり呼吸の動きの助けにはなりません。そんなときは実は腹筋も使えていないのです。逆に、余分な力をいれて固めているだけになってしまっています。そうするかわりに、上向き方向を意識して、体にまかせると、結果的に腹筋も、うまく使えるようになっていることが多いです。

アレクサンダー・テクニークlittlesoundsでの、アレクサンダー・テクニークのレッスンのスケジュールはこちらをご覧ください。

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