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オーケストラの共演者同士のアレクサンダー・テクニーク・レッスン

先日、オーケストラでビオラを弾いている3人の方がいらして、ミニグループレッスンをしました。

終わって、おひとりの方が、次のように伝えてくださいました。

「私にとっては夢のような時間がありました。
ずっと3人で弾いてきたのですが、いつもとは全く違いました。
誰が誰に合わせるというのではなく、
自然につながりがある、不思議な感じでした。

眼だけ、耳だけ、音だけ、ではなく、
3人だけでもなくて、
その時には空間全体を感じていたような気がします。」

私が、常日頃から大事なことだなあと思っていることを、
当日その場では言ったわけではないのに、
実際に体験して、感じとってくださったようで、うれしく思いました。

当日やったのは、
まずは体のレベルで、意識の向け方を変えてみるということによって、
自分の体を体験する感覚が変わるということ。

自分で体を動かしたり、私が体に触れることで、
いつもと違う意識の向け方が起こると、

・体の中心軸と、指先の関係が実感できる
・重力からサポートされていることが体験できる
・腕の根元から指先まで、長く使えて自由に動かせる

……というようなことからはじめ、
それから、いつも通り演奏してもらいました。

それで、演奏に入るときの癖に気づき、
癖とは違う選択肢を選べること、
を、体験していただきました。

といっても、
当日は、そういう説明を、あまり言葉ではしなかったので、
何が起こっているのか、ご本人たちは、もしかしたらわからなかったかもしれません。

言葉を言いすぎると、生徒さんが体験を離れて頭で理解しようとがんばってしまう場合もあって、
それは避けたいなあ、と思うのと、
私自身、レッスン中は直観的にやっていたりするので、
言葉が足りなくなってしまうことが、あるかもしれません。

でも、演奏していたそのときを、いつになく楽しんだ。

それは、大事な体験で、
今後、かならず生きてくる体験だと思います。

そういう体験を積み重ねることで、自分への理解が深まってきます。

楽器を演奏するときに、
手だけに意識がいっていたり、
譜面の音符を追うことばかりに意識がいってしまうと、
自分がやることに追われてしまって、
合わせることがむずかしくなってしまうことがある。
そういうときに、腰や背中を意識に含めると、
自分の中心とつながりながら、指や腕を動かして楽器を弾くことも、楽譜を見ることも、
しやすくなるようです。

自分全体を使って楽器を弾く
ということが、しやすくなるようです。

自分全体を使えるようになると、その場の空間全体ともつながりやすくなり、
リズムが合い、音が合ってくるようです。

アレクサンダー・テクニークlittlesoundsでは、東京と神奈川で個人レッスンを、それぞれ週に3日づつ行っています。
レッスン・スケジュールとお申し込みはこちらです。ミニグループレッスンも可能です。

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