▼F.M.アレクサンダー氏の発見より
アレクサンダー・テクニーク(アレクサンダー・テクニック)は19世紀のオーストラリア人、F.M.アレクサ
ンダー氏が再発見した、自分自身の使い方をよくするための一つの方法です。
F.M.アレクサンダー氏はシェイクスピア劇の一人芝居をやる朗唱家でしたが、舞台に立ったときに限って声がかれてしまったり、時には出なくなるという症状に悩まされていました。医者のアドバイスは、「舞台に立つ前の数週間、声を出すのをつつしむように」ということでしたが、それは舞台で声を出すことの助けにはなりませんでした。
そこで彼は、鏡を使って自分を観察することによって解決方法を探しはじめました。彼はセリフを言おうとするときに実際には自分が何をやっているかを観察しました。長年の観察と、自分がやっていた不必要な体の動きをやめようと試みる実験の結果
、彼は、声を出すという機能を取り戻すためには、発声器 官だけを変えようとするのではだめで、体全体をひとつのものとして捉え、その全体としての使い方を再検討する必要があることがわかりました。そして彼は、生きている人間が必ず持っている、体全体の協調作用に気づきました。とくに頭と首と背中のつながりを再認識することは、体全体の協調作用のために
大切だと、彼は考えました。そして彼がその発見を自分自身に生かすことができたのは、自分の体の動きと自分の考えとが相互に深い関係にあることに気づき、自分の習慣的な考えを自分で再教育していくことによってでした。
のちに、F.M.アレクサンダーは、自分自身を使っての実験の結果わかったことを、教育という形で他の人たちに伝えることが、当時の社会において役に立つと考え、手と言葉を使って他の人たちにレッスンをはじめ、さらに、教師養成をはじめました。
その結果、アレクサンダーが根気と時間を費やして得た、自分自身の再教育の方法を、多くの人が使うことのできるようになりました。
現在、アレクサンダー・テクニックは、世界各地にいる教師たちによって教えられています。
欧州のいくつかの国では医療機関と連携をとって補完医療として教えられています。
また、ジュリアード音楽院、英国王立演劇学校(RADA)をはじめとする芸術系の学校で教えられたり、
乗馬、ダンス、水泳、演劇その他に応用したアレクサンダー・テクニックのコースも各地で開催されています
アレクサンダー・テクニークを学んだ著名人には、ポール・マッカートニー、スティング、ポール・ニューマン、ロビン・ウィリアムズ、鴻上尚史(演出家)、鈴木重子(ジャズシンガー)などがいます。
▼私(石井ゆりこ)がアレクサンダー・テクニークを学んで役に立ったと思うこと
・立っていることが楽になった。
・声を出すことが楽になった。
・歌を歌うことと、ギターが少し上手になった。
・苦手だったスポーツが楽しくなった。
・人前で緊張しても、あまり焦らなくなった。
・気分の落ちこみから抜け出すのが早くなった。
・自分の体に居ることが心地よくなった。
・自分の感情と一緒にいることが楽になった。
・自分の考えを整理するのが楽になった。
・五感を使って見えるもの聞こえるものを、より味わえるようになった。
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