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☆☆『ボディ・ラーニング わかりやすいアレクサンダー・テクニーク入門』
マイケル・J・ゲルブ著/片桐ユズル,小山千栄訳
誠信書房 1999年
今は能力開発の分野で活躍している著者が、学生のときの卒論として書いた本。
数年間、実際にレッスンを続けた体験をもとに、しかもその体験からあまり時間をおかずに書かれた本なので、とてもわかりやすいです。
アレクサンダー・テクニークの成り立ちについて、アレクサンダー・テクニークの概念について、そして『学習の仕方を学習する』という章では、著者がアレクサンダー・テクニークをどう学んだか、彼がアレクサンダー・テクニークを何に、どう応用したかについて〜たとえば歌うことを学ぶ、ジャグリングを学ぶといったことから文章を書く、プレゼンテーションをするということまで〜にページ数が割かれています。著者自身の失敗も含めて丁寧に描かれているので参考になります。
写真もいきいきとした写真が多く選ばれていて、アレクサンダー・テクニークを学ぶたのしさが描かれているところが個人的に好きなところです。
最後のQ&Aも役に立ちます。
欠点は序文とまえがきが長すぎること。
わからないところはあまり気にせず、気になるところから読んでいき、レッスンが進んだらまた読み返すのがいいと思います。
☆☆『音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク入門』
ペドロ・デ・アルカンタ著/小野ひとみ 監修/今田 匡彦 翻訳
春秋社 2009年
原題:"indirect procedures"
結構分厚い本なので、読み始めるまでちょっと敷居が高かったのですが、読んでみたら大変価値のある本です。
アレクサンダー・テクニークの原理についてや、いろいろな手順(テーブルワー
クやウィスパード・アーなど)をなぜ、やるのかの説明、そして音楽や演奏,練習にむかう姿勢(← 体だけでなく)、どういう意図をもってそれをやるのかについて、ていねいに書かれています。
アレクサンダー・テクニークは"自分自身の再教育"だということが、よくわかります。
そして、さまざまな音楽家や武道家や科学者やアレクサンダー・テクニーク教師
の言葉が引用されているのが楽しいし、よい写真もたくさん載っています。
(なかでも偉大な音楽家が武道やスポーツをやっている写真は印象的でした。)
あがり症について、体の故障についても、書かれています。
後半は演奏についての話で、これもよいです。(リズムについての話など興味深い。)
この本のテーマは音楽についてですが、音楽家の方はもちろん、何であっても、
アレクサンダー・テクニークを学びつつ何かに取り組んでいる人には、洞察が得
られると思います。アレクサンダー・テクニークを長く続けようと思われる人にはぜひ読んでもらいたいです。おすすめ!
☆☆
『音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと〜アレクサンダー・テクニークとボディ・マッピング』
バーバラ・コナブル著/ベンジャミン・コナブル イラスト/片桐ユズル,小野ひとみ訳
誠信書房 2000年
脊椎、骨盤、腕、脚、手、呼吸・・・
イメージがわく身体についてのわかりやすい図がたくさん載っている本です。
説明ももちろんついています。
細かいところを理解しようとするより、手元において、パラパラと、そのとき気になったところから、ときおりながめる
だけでもいいと思います。
体の地図について、いろいろ発見があると思います。
私もレッスンの参考資料として生徒さんと一緒に見て使っています。
欠点は各ページに載っているアメリカン・ジョークのおかしさが、ときどきわかりにくいところ?
☆
『能力をだしきるからだの使い方 アレクサンダー・テクニーク入門』
サラ・バーカー著 北山耕平訳
ビイング・ネット・プレス 2006年
これもていねいに書かれた本。頭を動かす、立つ、座るなど、簡単な動作についてどう自分を観察するかということに、たくさんのページが割かれている。
また、学習者がおちいりがちな問題点について書かれた章も、そうそう!とうなづけることが多い。北山耕平さんの訳が読みやすい。
☆『アレクサンダー・テクニックの使い方「リアリティを読み解く」』
芳野香著
誠信書房 2003年
日本人教師が書いたはじめてのアレクサンダー・テクニックの本。具体的なレッスンのケース・スタディなど載っていて興味深いです。心理面の変化についてもしっかり書かれているところがいいです。それから、芳野さんはとくに言葉について厳密な方で、なるほどと勉強になることが多いです。
☆
『からだを解き放つアレクサンダー・テクニーク―体・心・魂が覚醒する』
谷村英司著
地湧社 2007年
これも日本人教師が書いた本。谷村さんらしいゆったりとした呼吸が流れているような本。教師によって、同じ原理のアレクサンダー・テクニークで、強調するところが少しづつ違うのが興味深いです。
☆『アレクサンダー・テクニークによる変容の術』
グレン・パーク著、片桐ユズル,小山千栄訳
新水社 1999年
ちょっと異色の本。オーラなどにもくわしい英国のアレクサンダー・テクニーク教師、グレン・パークの本。しかしアレクサンダー・テクニークの原理についてはオーソドックスでわかりやすく、感情についてワークすることなど、いろいろ試してみられる実験がのっている。分厚くて読みでがあるが、ひとつの楽しい本。
☆☆『Freedom To Change: Development and Science of the Alexander Technique』(英語)
Frank Pierce Jones著
Mouritz 1997年(初版は1976年)
私がお世話になっているボストンの先生の先生であり、F.M.アレクサンダーとA.R.アレクサンダーの直弟子、フランク・ピアス・ジョーンズの著書。わかりやすい。
また最後のAppendixにある、学び方について、気づきについて、注意の場を広げることについての見解は、他のアレクサンダー・テクニークの本にはあまりなく、とても参考になる。
☆☆『The Use Of The Self』(英語)
F.M.Alexander著
Orion 2002年(初版は1932年)
創始者F.M.アレクサンダー(F.M.Alexander)の書いた4冊の本のうち最も有名な本。文章が独特なのでスラスラとは読めないが(←英語圏の人にとってもそうだそうです)
とても厳密に自分の考えを伝えようとしている、いろいろと気づきをくれる本。アレクサンダー・テクニークを本格的に学びたい人はぜひ少しづつ読んでみてください。(この新版の表紙は、うーん)。。
(上の2冊について、興味がある生徒さんには私が部分的に訳したものをさしあげます。)
※ほかの本も、随時、紹介したいと思います。
※これらの本のうち、廃刊などで手に入らない本を読みたい場合は、レッスンにこられたときにお貸しできます。(これ以外の本もあります)。
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