デビ・アダムスさんのレッスン&ワークショップを終えて

デビ・アダムス

ボストンから2週間、来日していたアレクサンダー・テクニーク教師のデビ・アダムス(Debi Adams)さんとアシュレーさん夫妻が、先週帰国されました。

先生の来日全体をオーガナイズするのがはじめての経験だったので、宿選びや、スケジュールの決定からして、どうするのがいいかわからなかったりして、至らない点も多々ありましたが、でも、デビたちも、レッスンやワークショップの参加者のみなさんも、喜んでくださったようでよかったです。

デビのワークは、15年前ほどにはじめて体験したときから大好きでしたが、これだけまとまった時間、続けてデビのワークに触れられたのは、私にとってもはじめてのことでした。また、通訳が入ったので、よりじっくり理解する助けになりました。(まだまだ消化して自分のものにしていくのはこれからですが)。

デビが、すごいマニアックなほどの勉強家だということも、今回、あらためて感銘を受けました。アレクサンダー・テクニークに関しても、FMアレクサンダーの本と、デビの先生トミーの先生である、フランク・ピアス・ジョーンズの本を、すごく読み込んでいました。本人いわく、本を毎日持ち歩いていて、ぼろぼろになるほど読みこんでいるそうです。

やっぱり原理の理解と、それを自分の体験として体験すること両方が、アレクサンダー・テクニークを自分のものにするために、とても大事なことだと思うので、私ももっと勉強したいなと思いました。

同時にデビは、ワークをするとき、生徒さんひとりひとりに向き合って、その人が今どこにいるのか、その人にとって、今、どうなのか、というところに、つねに居る。
原理とか、理想だとかに、その人をあてはめることはしない。

私も、そういうワークをしたいなと思って、心がけていますが、デビのワークを観ていると、それが徹底しているなあと思いました。

具体的な学びについても、ふりかえりたいのだけど、ワークショップの最中はメモとる余裕がなかった。
少しづつ思い出したいなと思います。

なんというか、私にとって、そんなに斬新な教えがあったというわけではないのだけど、とてもクリアだった。
やっぱり、クリアに伝わると、ワークがミステリアスなものではなくなり、生徒さんひとりひとりのものになるから。
デビも、「生徒たちを依存させたくないから」といっていたな。

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